2015年6月19日金曜日

コパイバ

○コパイバ(Copaiba)

 コパイバの精油は、本来、樹木から自然に染み出す樹液を採取したものですが、需要が高まった昨今は、樹皮を水蒸気蒸留したものが増えています。

 効能や香り、栄養素は、樹液に比べ数段劣りますが、アロマテラピーや化粧品の材料としては十分な効果を発揮します。

 アマゾンの先住民たちは、コパイバを何万年にもわたり「天然の秘薬」として尊んできました。強い殺菌作用や、皮膚組織の修復作用があることから、戦いで負った傷ややけどにぬり、体をいたわっていました。

 現在もブラジルの人々は、軟膏や化粧品の原料として利用するほかに、コーヒーに1、2滴加えて飲用したり、ハミガキ粉に混ぜたり、芳香浴をしたりして、コパイバの恵みを生活に取り入れています。

学 名:Copaifera officinalis
科 名:マメ科
主な産地:ブラジル
採油方法:樹木から自然にとれる樹液または水蒸気蒸留法
揮発度:ミドル~ベースノート
香りの強さ:中から強め

作 用:抗炎症、収れん、抗菌、保湿、皮膚組織の修復
主な成分:セスキテルペン炭化水素類のβカリオフィレン、クマリン類のモッチン
相性のいい精油:サイプレス、シダーウッド、ジュニパーベリー、ティートリー、パインニードル、プチグレイン、マートル、ユーカリ、ローズウッド

◎心への働き
1.ストレスを除き、集中力や想像力を高める
2.多忙で疲労が蓄積したとき、リフレッシュさせる

◎体への働き
1.気管支やぜんそくの症状をやらわげる
2.鼻炎、花粉症の症状をやわらげる

◎肌への働き
1.肌を保湿、再生し、若々しく保つ

使い方:芳香浴、風邪の初期症状に

★使用上の注意
1.皮膚に刺激があるので、使用量に注意する

コパイバ

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