○バジルスイート(Basil sweet)
昔から薬草として使用されてきたバジルは、日本でもポピュラーなハーブです。
インドの民話では、バジルはクリシュナ神とビシュヌー神に捧げられたものとされ、人間を保護する性質があると考えられていました。また、アーユルヴェーダ医学でも広く使用されています。
虫に刺されたとき、葉を軽く揉んで刺されたところに当てると、かゆみを抑えるといわれています。
多くの用途に使われる精油ですが、香水にも使われます。その歴史も古く、古代ギリシャでは王宮の香りとして「バジリコン王の草」と呼び、香水に使っていたそうです。
バジルの精油は特に集中力をアップしたいときにおすすめです。痛みをやわらげる効果も期待できます。
学 名:Ocimum basilicum
科 名:シソ科
主な産地:エジプト、北アフリカ、フランス、キプロス島
採油方法:全草の水蒸気蒸留法
揮発度:トップノート
香りの強さ:中
作 用:強壮、去痰、駆虫、駆風、解熱、健胃、健康回復、抗うつ、抗神経障害、抗毒、催淫、催乳、殺菌、殺虫、刺激、消化促進、頭脳明晰化、鎮痙、鎮痛、痛経、発汗
主な成分:モノテルペンアルコール類のリナロール、フェノール類のオイゲノール、酸化物のシネオール、αテルピネン
相性のいい精油:クラリセージ、サンダルウッド、ゼラニウム、ベルガモット、メリッサ、ラベンダー
◎心への働き
1.意識をクリアにし、集中力を高める
2.自律神経のバランスをとる
◎体への働き
1.呼吸器系の痛みをやわらげる
2.筋肉や関節の痛みをやわらげる
◎肌への働き
1.虫さされのかゆみや、虫除けに効果がある
使い方:他の精油とブレンドしマッサージオイルに。ストレスをやわらげる
★使用上の注意
1.妊婦は使用を控える
2.皮膚への刺激が強いので、使用量に注意する
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