○ジュニパーベリー(Juniper berry)
日本では杜松(ねず)の実として呼ばれるジュニパーベリーの実の精油です。この実はライムに似た芳香で、お酒の「ジン」の香りづけとしても有名です。
その高い消毒性から古代より伝染病の予防に大きな役目を果たしてきました。旧約聖書には、疲れきった預言者エリヤがジュニパーの木の下で眠ったという一文があり、この時代から疲労回復効果が知られていたとわかります。さらに15世紀にはかみ傷の治療にも使われました。
空気をきれいにするこの精油の香りをたっぷり吸い込むと、心が落ち着き、ものごとにチャレンジする元気を導き出します。
発汗、利尿作用があるので、むくみやすい方、シェイプアップ中の方のマッサージオイルにおすすめといえます。
学 名:Juniperus communis
科 名:ヒノキ科
主な産地:イタリア、ハンガリー、フランス、カナダ
採油方法:果実の水蒸気蒸留法
揮発度:ミドルノート
香りの強さ:中
作 用:引赤、強壮、駆風、解毒、健胃、抗神経障害、抗リウマチ、催淫、殺菌、殺虫、殺微生物、刺激、収れん、浄血、鎮痙攣、通経、瘢痕形成、分娩促進、利尿
主な成分:モノテルペン炭化水素類のαピネン、サビネン、ミルセン、βピネン、リモネン、セスキテルペン炭化水素類のtrans-カリオフィレン
相性のいい精油:グレープフルーツ、サイプレス、サンダルウッド、ゼラニウム、ベルガモット、ローズマリー
◎心への働き
1.気持ちをリフレッシュさせる
2.気持ちを前向きにさせる
◎体への働き
1.体内の老廃物を排出させる
2.食欲を正常にし、肥満を改善する
◎肌への働き
1.皮脂のバランスを整え、ニキビの治りを促す
使い方:むくみ解消のためのマッサージオイルとして使う
★使用上の注意
1.腎臓の弱い人は使用量、使用期間に注意する
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