○ティートリー(Tea tree(Ti-tree))
「ティー」という名前ではありますが実際は「お茶の木」ではありません。離れたところからでもわかるほど、強く香りを放つ植物です。
世界の多くの地域の人々がティートリーをただの樹木だと思っていたとき、すでにオーストラリアの先住民族たちはこの植物の効能を知っていました。彼らはこの木の葉を利用して感染症の傷を治していたのです。
1927年頃にはヨーロッパにも持ち込まれ、この精油に殺菌や消毒の効果と免疫を高める効果があることから医薬品が手に入らない場合に使われていました。第二次世界大戦中には熱帯地方の軍隊や軍需工場で傷を手当するために救急用品に加えられていました。
アロマテラピーに用いられるようになったのは近年だとされています。
学 名:Melaleuca alternifolia
科 名:フトモモ科
主な産地:オーストラリア、ジンバブエ
採油方法:葉の水蒸気蒸留法
揮発度:トップノート
香りの強さ:強
作 用:強心、去痰、抗ウイルス、抗感染、殺菌、刹真菌、殺虫、刺激、粘液過多治療、発汗、瘢痕形成
主な成分:モノテルペン炭化水素類のγテルピネン、αピネン、ミルセン、パラシメン、モノテルペンアルコール類のテルピネン-4-オール酸化物類の1.8シネオール
相性のいい精油:オレンジスイート、サイプレス、マンダリン、ユーカリ、ラベンダー、レモン、ローズマリー
◎心への働き
1.傷ついた心をいやし、リフレッシュさせる
◎体への働き
1.気管支系の痛みや炎症をやわらげる
2.感染症を防ぐ
◎肌への働き
1.やけつど、日焼けによる炎症をしずめる
2.ニキビ、虫さされ、切り傷の治りを促す
使い方:すり傷、切り傷用のクリームに使う
★使用上の注意
1.精油全般にいえる安全な使い方を守る
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