2015年6月16日火曜日

クローブ

○クローブ(Clove)

 強くしみ入るようなスパイシー香りの中に、まったりとした豊かな趣を合わせ持つ精油です。強い高揚特性があり、気力を高めたいときや、集中的に勉強や仕事に取り組みたいときに役立ってくれます。

 クローブは、古くから医療特性のために珍重されてきた植物です。特に伝統的に歯痛の治療薬として用いられ、中国では、歯が痛くなったときはクローブのつぼみを噛んで痛みをやわらげていたとされています。現代でも歯磨きの原料としてよく使われています。

 また、強い殺菌作用があることから、以前は伝染病の治療にも使われていました。クローブは釘のような形をしています。その名前も、釘を意味するラテン語の「clavus」に由来しています。

 中国や日本では「丁子(ちょうじ)」の名で親しまれてます。

学 名:Eugenia caryophyllata
科 名:フトモモ科
主な産地:スリランカ、インドネシア
採油方法:つぼみの水蒸気蒸留法
揮発度:ミドル~ベースノート
香りの強さ:強め

作 用:鎮痛、鎮静、抗炎症、抗腐敗、抗感染、抗菌、抗ウイルス、消化促進、リフレッシュ、活力増進
主な成分:フェノール類のオイゲノール、エステル類の酢酸オイゲノール、セスキテルペン炭化水素類のβカリオフィレン
相性のいい精油:オレンジスイート、グレープフルーツ、ペパーミント、ベンゾイン、ローズ、ローズマリー

◎心への働き
1.疲労から気力が萎えているときに刺激を与える

◎体への働き
1.歯の痛みをやわらげる
2.眠けやだるさを一掃したいときに役立つ
3.口臭をなくし、予防する

◎肌への働き
1.殺菌消毒作用がニキビ肌に働くとされる

使い方:歯が痛むとき、ティッシュに1滴落として嗅ぐと麻酔がわりになる

★使用上の注意
1.非常に刺激が強いので、使用量に十分注意する
2.アルコール中毒症、前立腺ガン、腎臓、肝臓の疾患がある人は使用しない

クローブ

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